時代祭の行列の紹介続きその2
そして、鎌倉時代の城南流鏑馬列では馬も大活躍です。
馬に乗り弓で的を射る「流鏑馬姿」を再現した列となっていますので、これも迫力がありました。
馬はカメラのフラッシュで驚いてしまうことがあるそうですので、撮影の際は気をつけてあげたいですね。
また、藤原時代の藤原公卿参朝列は、勢力を持っていたころの藤原氏、平安の中期から後期の装束を見ることが可能なのです。
平安時代婦人列では、武装した美女、巴御前が再現されていますので注目度が高いです。
女人列はカメラマンに人気ですが、特に美女と言われる巴午前は大人気です。
当たり前ですが、この列以外でも、女性向けのたちの衣装は美しいです。
女性向けのたちが登場する列は、一般のカメラマンも「シャッターチャンス!」とばかり一生懸命に撮影しています。
また、源氏物語の作者である紫式部や、枕草子の作者である清少納言、美しい歌人の小野小町が登場しますので、この行列は京都の時代祭のなかでも特に人気が高いでしょうね。
延暦時代の延暦武官行進列は、平安初期の武将列を再現しており、大将は坂上田村麻呂です。
同じ時代の延暦文官参朝列は平安初期の公卿諸臣が、当時の朝廷に参上するようすを再現しています。
時代祭の行列はここまでとなっており、この後には、神幸列が続きます。
神幸列は、御賢木を先頭にした列で、御鳳輩を中心としています。
神幸の本列のことを神幸列と呼びます。
先の御鳳輦には孝明天皇、後の御鳳輦には桓武天皇の御神祭が京都を御巡幸になるという主旨です。
全各行列とも、この御神祭のお供をしながら行進するので、時代祭の行列の中で、主たる意義を持った列が神幸列です。