京都の時代祭の行列は、それぞれの時代考証をしっかり行い、調度品や衣装、祭具を作り込んだとか。点数にすると1万2000点の調度品や衣装が使われて、細部まで丁寧に再現されているとのことでしょう。ここにも伝統的な技術が生かされているはずです。京都時代祭の行列は「生きた時代絵巻」と呼ばれています。「時代祭宣状授与祭」では、行列のメインとなる参役の約500名が平安神宮のご神前に出て、行列の無事な執行を祈願し...
京都の時代祭と言えば、その行列の長さが有名です。二キロも続く行列なので、すべてを見ようと思えば2時間くらいはかかってしまいます。せっかく京都の時代祭を見るなら、先頭から最後尾まで全部を見たいという方も多いでしょうから、時間は余裕を持って考えておきましょう。では、その行列をどこで見たらよいのでしょうか?おすすめは、有料観覧席です。京都御苑や、御池通、平安神宮道に有料観覧席があり、使用料が2000円程...
京都の時代祭の見学のための場所取りは、ご家族でどなたかにお願いしてもよい。まるで、ディズニーランドのパレードのようですが、それだけ京都の時代祭の行列は、大人気でしょう。よい場所の競争率も激しいのです。また、京都御苑内もおすすめのスポットです。無料ですし、ここですと、建物が入らずに写真撮影が可能なのです。なので、まるで大昔にタイプスリップしたかのように撮影可能。ここも、人気スポットのため、2時間くら...
京都時代祭の行列の巡行ルートは、京都御所建礼門を出て、堺町御門から烏丸丸太町へ、そして、烏丸御池、河原町御池へ。その後は、御池通から河原町三条へ、 三条大橋を通って三条大橋東詰へ、そして、三条神宮前から三条道理へ、最後は平安神宮に戻ります。京都御所から平安神宮までは、4.5キロメートル、それを4時間近くかけて練り歩くのが時代行列です。京都の時代祭を見るなら、お金を払って見る有料席と、無料席とどちら...
京都の時代祭の行列を見るなら、出発地点に近いスポットがオススメで、多くの方がご存知ということで出発地点付近は人気が見つけました。その理由は、後半になると、行列も疲れてきていて出発時のきれいな整列がだんだんと崩れてくるからです。長い時間、長い距離を歩いている参加者のこれを読んでる方は、ゆっくり歩いていると言っても、さすがに疲れてしまいますよね。です。なので、列が乱れてくる後半のほうより、緊張感を持っ...
徳川城使上洛列の見所のひとつとして、槍を持った人たちが、かけ声をかけながら、槍を投げ合って交換するシーンが見つけました。見物人から歓声と拍手が起こる瞬間ですので、お見逃しなく。そして、江戸時代の婦人列では、皇女和宮、吉野太夫等、知らない人はいない女性向けのたちの姿を見ることが可能です。おのおのの時代において、女性にピッタリのの衣装はいつも艶やかです。だし、ぜひ、写真に収めていただきたいと思います。...
そして、鎌倉時代の城南流鏑馬列では馬も大活躍です。馬に乗り弓で的を射る「流鏑馬姿」を再現した列となっていますので、これも迫力がありました。馬はカメラのフラッシュで驚いてしまうことがあるそうですので、撮影の際は気をつけてあげたいですね。また、藤原時代の藤原公卿参朝列は、勢力を持っていたころの藤原氏、平安の中期から後期の装束を見ることが可能なのです。平安時代婦人列では、武装した美女、巴御前が再現されて...
京都の時代祭では、女性むけのの艶やかな衣装が堪能できる時代行列は必見です。どの時代の衣装も素晴らしいですが、特に平安時代の婦人列はオススメです。そして、誰もが知っている歴史上の色々な女性むけのたちが登場します。小学生で習う人物もいますから、お子さんも楽しめそうですね。例えば、木曾義仲からの寵愛を受けて、義仲没後は、尼となったと言われている美女、巴御前も人気がありますね。巴御前は源義仲の側女として有...
清少納言は「枕草子」の著者で、京都の時代祭の行列では、正装女御装束をしています。そして、紀貫之の女(きのつらゆきのむすめ)は、名歌人である貫之の娘です。袿(うちき)に単小袖(ひとえこそで)で、濃紅の切袴を装い、手には梅の小枝を持った姿をしています。そして、平安時代の婦人列には、小野小町もいます。美しさと才能を兼ね備えていた女流歌人として知らない人はいない小野小町は、絶世の美女だったらしいです。科学...
京都時代祭の行列のなかで、華やかさと言えば、なんと言っても江戸時代の婦人列。江戸時代の婦人列は、時代祭の他の列と比べても、一際、艶やかで華やかな行列だと言われています。江戸時代に活躍した女性でも扱いやすいたちも多く、別々が当時のファッションを身に着け、髪型から何から何まで、リアルに再現しているのです。この婦人列を担当するのは、祇園東や宮川町のお茶屋組合の方々で、隔年、交替で参加するそうです。登場人...
京都時代祭に登場する大田垣蓮月は、後に尼となり、連月と名前を変えています。江戸時代婦人列のなかでは、若きの日の姿で登場します。そして、中村内蔵助の妻(なかむらくらのすけのつま)は、当時の衣装比べの逸話を持つ人物として有名です。富豪の妻です。 衣装にかけるお金も相当だったようです。衣装比べと言えば、当時、裕福な方の間では楽しみのひとつだったことでしょうね。あるとき、他の人々は、色鮮やかな衣装で競いま...
吉野太夫は、常照寺へ山門を寄進したことでも知られています。時代行列で登場する吉野太夫は、芸妓のころの衣装を身にまとっていますが、美女と言われている吉野太夫です。どのようなステキな女性むけのが吉野太夫に扮するのかも気にしてるところですね。また、あの出雲阿国(いずものおくに)も、時代祭の行列で見ることが可能なのです。ご存知、出雲大社の巫女で、歌舞伎の創始者と言われている出雲阿国でしょう。江戸時代の婦人...
京都の時代祭は、歴史的にも、とてもすごく高知名度のお祭りです。時代祭に合わせて、京都への観光旅行の計画を立てる方も良く聞くようになりました。ニュースでも見ますよね。この時代祭、そもそも、明治維新によって衰退してしまった京都の町おこしのために行われた行事だと言われています。京都の誕生日である、毎年10月22日に行われていて、さまざまな観光客が見学に訪れる大規模なお祭りです。一目で京都の歴史・文化がわ...
毎年、京都で行われる時代祭、その延暦時代の行列の最初は延暦武官行進列(えんりゃくぶかんこうしんれつ)です。この列の大将は、坂上田村麻呂です。東征を終えて、平安京に凱旋する坂上田村麻呂のようすを再現しています。この行列の特徴は、一際、きらびやかな、金小札の甲冑。金作りの直刀、白葛のヤナグイ、金胴の弭、従者は金物の槻の丸木弓を持っています。鞍は、木地に漆画を施したものあり、京都の伝統的な技術が施されて...
京都時代祭の神幸列(しんこうれつ)は、先頭が御賢木で、その後にご鳳輦が続きます。宮司以下、神職が前後の位置についてご神幸されます。先のご鳳輦には、孝明天皇、後のご鳳輦には、桓武天皇が祀っています。京都の市内をゆっくりとご巡幸になり、人々の安らかな様子を親しくご覧になるというストーリーです。ですから、京都時代祭の中でこの延暦時代の列は、主たる意義を持った行列ということになりますね。ご鳳輦の御剣、弓、...
京都の時代祭の行列のなかで、安土桃山時代の列についてご紹介したいと思います。安土桃山時代の行列は、豊公参朝列、織田公上洛列、滝川一益で構成されています。豊公参朝列(ほうこうさんちょうれつ)は、豊臣家が朝廷参上をしていたなかで、1596年、慶長元年5月の秀頼、初参内と、慶長2年9月の元服のときの参内のころが一番、盛んな時期だったといわれているため、時代行列ではそのころを再現しています。衣装は特に「一...
京都時代祭の室町時代の行列についてご紹介します。室町時代の行列は室町幕府執政列室町幕府執政列と室町洛中風俗列で構成されています。室町幕府執政列(むろまちばくふしっせいれつ)は、足利将軍の姿が見えます。馬上にいる足利将軍は鎧兜をつけていません。烏帽子に金襴という豪華な衣装をまとった軽装の小具足姿をしています。幕府の執政、三管領や四職に任ぜられる主要氏族をお供につけています。この行列には、公家や法中、...